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2016年1月21日木曜日

コラム 統合失調症からの回復に必要な6つのこと


統合失調症から回復するために最低限必要なことが3つあると思います。

それは睡眠、服薬、リハビリです。

統合失調症の症状が出ているときは脳を非常に使っています。

そのため、脳をよく休ませる必要があります。

脳を休ませるには睡眠が一番です。

たまに統合失調症でごろごろしている人に対して、怠けているというような認識を持っていらっしゃる方がいますが、その認識は誤りです。

なぜなら、統合失調症の方は脳を休ませるという大切な仕事をしているからです。

脳を休ませて十分にエネルギーを蓄えないと動き出せないのです。

なので、よく寝たりごろごろしていることは非常に大切です。

次に、服薬です。

服薬はお医者さんの指示に従うのが一番だと思いますが、私が今までの経験から注意したほうがいいなと思うことは、薬の量を変えないようにしたほうがいいということです。

薬の量が変わると決まって体調によくない変化が今まで起きてきました。

なので、減薬した時もありますが、減薬は数か月に一回ごくわずかな量だけというペースで行った時が一番スムーズでした。

それでも体調に変化があったぐらいです。

なので、薬は毎日しっかり飲むことはもちろんのこと、薬の量も長期間なるべく変えないということが大切だと思います。

頓服などは別ですよ。

あくまで普段の薬のことです。

そして、最低限必要なことの最後がリハビリです。

統合失調症の方は薬を飲み始めても体力が低下していたり、やる気が起きなかったり、生活リズムが乱れていたりされる方が多いです。

それを徐々に良い状態に持っていくために必要なことがリハビリです。

リハビリは私は病院のデイケアで行いました。

病院によってデイケアはいろいろとありますので、事前に調べてよさそうなデイケアに参加するとよいのではないかと思います。

自分一人で生活リズムを整えたり、体力をつけたりすることは非常に大変だと思いますので、デイケアや統合失調症の方を日常的に支援してくれる場所を調べて行ってみることが大切なのではないでしょうか。

今あげた3つが最低限必要なことだと思います。

そのほかに3つの必要なことがあると思います。

それは「時間」と「SST(社会生活技能訓練)」と「認知の仕方の修正」です。

統合失調症からの回復には時間がかかります。

これはどうしてもかかると思います。

中には比較的早く回復される方もいらっしゃるかもせいませんが、デイケアや作業所に何年も通っているという人もいらっしゃいます。

参考程度に申し上げますと私の場合は病院へ行き薬による治療が始まってから、働き始められるほどに回復するまでに4年以上はかかっています。

なので、時間はかかると思います。

次に必要なことはSSTです。

SSTがなぜ必要なのかというと、統合失調症の方は対人関係のスキルが病気をして人と関わらなくなっている間に低下していることが多くあるいはもともと苦手だったりする方もいらっしゃるからです。

統合失調症の方の中には人と関わることを怖いと感じる方もいらっしゃいます。

それは幻聴が聞こえるからという理由である場合もありますし、攻撃されているように感じるからという理由である場合もあります。

ただ、その状態でいては回復も思うように進まないというのも事実だと思います。

少なくとも働くには人とのかかわりは絶対にあるからです。

なので、SSTで苦手な場面を想定して訓練することが大切だと思います。

SSTで訓練することで人と接する恐怖や不安が和らいだり、実際にうまく対応できるようになることで自信がついたりすると思います。

そういう意味ではデイケアはSSTがあるところがいいと思います。

私が今まで行ったデイケアの中にはSSTが無いところもあったからです。

最後に、6つ目の「認知の仕方の修正」も大切だと思います。

これは統合失調症からどのようにして回復したのかでも書いた「ツイてる」と考えることも含まれますが他にもあります。

例えば、私は大学をやめるかどうかを考えていた時に、親や周りの人から大学を辞めるのはもったいないといわれて、復学しなければならないと考えていましたが、どうしても復学のイメージができずに悩んでいました。

そんな時にデイケアのスタッフさんから「10点満点の人生ではなく5点や6点の人生でもいいんじゃないか」というようにアドバイスをいただき、復学できればすればいいししないならしないで別の道があると考えられるようになりました。

この考え方を得たことにより、前よりも気持ちが楽になりました。

また、私はよく本を読むのですが本からも新しい認知の仕方を得られました。

例えば、「過去をひきずって、自分を苦しめるのはやめよう」という言葉と出会いました。

これはどういうことかというと、例えば、私の場合は病気になったせいで、大学なんかもあまりいけなかったわけですが、これをそのままそう言っても、つまらないし、なんかちょっと悲しくなる。

その本の考え方に沿えばこうなります。

病気になったおかげで、いろいろな人と出会えたし、さまざまなことを学べた。

しかも、そうして学んだ姿勢が社会に出てから活きている、病気になってよかったありがたい。

というような感じです。(実際、私もそう思っています。)

こういう考え方は、なんにでも応用がきくと思います。

他にも、こんな考え方にも出会いました。

当時、自分の生きていく方針みたいなものがなくて何か大きな夢を持ってなきゃいけないような気がしていたのですが、そんなことはないよということが書かれていて、まとめると次のようなことが書いてありました。

「別に大きな夢なんてもたなくていいんだ。一つ上を目指せばいい。

二つ上や三つ上を目指しても苦しいだけ。そんなことをするから落っこちてしまうんだ。

今目の前のことに全力で取り組んで、一つ上を目指せばいい、そうすればうまくいくんだよ。」というような教えでした。この言葉と出会って、そうすれば人生うまくいくんだと思ってとっても嬉しかったです。今も、この言葉は忘れないようにしています。

そういう、さまざまな認知の仕方の修正を通して、考え方が後ろを向いていたのが前向きになり、自分自身明るくなっていったのを覚えています。

また、デイケアの友人に自分の見た目を変える重要性も教えてもらいました。

教えてもらったというか、髪にワックスをつけてもらったのですが、 髪の毛をいじったりすることで、以前よりあか抜けたねと周りの人に言ってもらい、 大変自信がつきました。

これも、認知の仕方の修正に入ると思います。

その友人には本当に感謝しています。

こうしてみると、私はほんとうについているとも思えます。

以上をまとめると、統合失調症から回復するのに必要なことは、 基本的なことが3つ、服薬、睡眠、リハビリで後必要なことが3つ、時間、SST、認知の仕方の修正ではないかと思いました。

少しでも、統合失調症の方の病気がよくなっていくことを祈っています。

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